ちょうど一週間前の5月25日土曜の昼下がり、第4回医療ミニセミナー『アロマを体験!~香りがもたらす体や脳への作用~』を開催いたしました。場所は当クリニックの待合室。全部で20名ちょっとのたくさんの方々がお越しくださいました。ありがとうございました。
今回は初となる外部講師の英国IFA国際資格アロマセラピスト・山下那美先生をお招きしました。アロマセラピーという言葉の由来や歴史、アロマセラピーの働き、アロマセラピーの活用方法についてお話をいただきました。最初から最後まで、皆さんメモを取りながらお話に耳を傾け、わたし自身もとても勉強になりました。先生が語られる楽しく面白いエピソードや親しみやすいお人柄に、みなさん終始釘付けでした♪
講義がはじまってすぐのこと、スペアミントの自然の香りにさっそく触れてみます。自然と皆さんの顔がほころび、心地のよさそうなお顔に変わったのが印象的でした。香りのチカラって本当にすごいですね~。
実際に精油の香りも楽しみました。正しい精油の嗅ぎ方を知り、安全に使用することの大切さを知りました。
そして精油の香りが体に働きかける4つの経路についても学びました。その中でも嗅神経経路は目から鱗です!視覚、聴覚、触覚、味覚から入る情報が流れる経路とは異なり、香りだけは、直接脳に働きかける嗅神経経路を通りことがわかりました。そのため、香りに結び付く思い出の記憶、快・不快、自律神経系機能のコントロール、内分泌系の下垂体機能の調整、免疫系の防御機能に関与することがわかりました。
だから、香りを嗅いだ時になぜか懐かしい気分になったり、腐った食べものなどを嗅いだ瞬間不快になり、これを食べたら危ない!と判断ができ、疲れたときに自分が好きないい香りを嗅ぐと緊張がほぐれたりするんだ、ということがわかりました。メカニズムを知ることは本当に面白いです。
今回の体験を通じて、香りと寄り添って生きていけたら、人生がより豊かに、健やかなものになるのでは、と心から思いました。セミナー終了後には、精油販売もあり、皆さんご自宅でもアロマセラピーを楽しみたい♪とお買い物をされていました。
セミナーを通して、ご参加くださった皆さまやスタッフとやさしくつながる有意義な時間はあっという間…。今後も第2弾、第3弾と企画をしていきたいと考えております♪
次回、第5回の医療ミニセミナーは7月となります。また詳細が決まり次第、お知らせいたします。お楽しみに!
つづき脳神経外科・内科 受付スタッフ